【第4回】IPOとは?初心者でもわかる新規公開株の魅力と注意点
株式投資を始めたばかりの人にとって、「IPO(新規公開株)」という言葉はよく聞くけれど、実際にはよくわからない…という人も多いのではないでしょうか?
今回は、IPOの基本から、投資の魅力、注意点、そして実際の申し込み方法まで、初心者にもわかりやすく解説します!
IPOとは?
IPOとは「Initial Public Offering」の略で、日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」と呼ばれます。
これは、未上場の企業が初めて株式を証券取引所に公開し、一般の投資家が自由に売買できるようにすることです。
企業がIPOを行う目的は、以下のようなものがあります:
- 資金調達(事業拡大や設備投資など)
- 社会的信用の向上
- 株式の流動性向上
- 創業者やベンチャーキャピタルの出口戦略
IPOの仕組み
IPO株は、証券会社を通じて「公募価格」で購入することができます。
ただし、誰でも買えるわけではなく、事前に申し込みをして「抽選」に当選する必要があります。
IPOの流れ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ① 企業が上場申請 | 証券取引所に上場申請を行う |
| ② 主幹事証券会社が決定 | IPOを取り仕切る証券会社が選ばれる |
| ③ 公募価格の決定 | 需要予測をもとに価格が決まる |
| ④ 抽選申込期間 | 投資家が証券会社を通じて申し込む |
| ⑤ 抽選・当選発表 | 当選者がIPO株を購入できる |
| ⑥ 上場・初値形成 | 証券取引所で取引開始、初値が決まる |
IPO投資の魅力
IPO投資の最大の魅力は、「初値が公募価格を上回る可能性が高い」ことです。
過去のデータでは、IPO銘柄の多くが上場初日に株価が上昇しています。
IPO初値の傾向(例:2024年)
| 年 | 上場企業数 | 初値が公募価格を上回った件数 | 公募割れ件数 |
|---|---|---|---|
| 2024年 | 86社 | 64社 | 22社 |
「IPOで初めて当選した銘柄が、上場初日に2倍になったんです!
ほんとにびっくりしました〜!」
ほんとにびっくりしました〜!」
IPO投資の注意点
IPOは魅力的な投資手法ですが、リスクも存在します。
主な注意点
- 公募割れのリスク:初値が公募価格を下回ることもある
- 抽選に外れる可能性:人気銘柄は倍率が高く、なかなか当選しない
- 情報不足:上場前の企業情報が限られているため、分析が難しい
- 短期売買の誘惑:初値売りを狙う投資家が多く、価格が乱高下することも
IPOに申し込むには?
IPO株を購入するには、対応している証券会社の口座が必要です。
証券会社によって抽選方法や当選確率が異なるため、複数口座を持つのも一つの戦略です。


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